4月は新生活をスタートさせる方も多く出会いの季節です。口腔状態がいいと好印象を持たれる場合もあるでしょう。歯が悪い方は早期治療を、良い方も普段からの継続的な予防を心掛けていきましょう。
今回のテーマはあまり耳慣れない方もいるかもしれません「オーラルフレイル」についてです。
◆オーラルフレイルとは
加齢により食べ物を噛んだり飲み込んだり、滑舌が悪くなったりと口の機能が低下しつつあるが、
まだ改善が可能な状態をいいます。
65歳から69歳の3人に1人がオーラルフレイルとも言われています。
◆オーラルフレイルの検査と治療
2024年4月に日本老年医学会・日本老年歯科医学会・日本サルコペニア・フレイル学会の3学会合同でOF-5(Oral frailty 5-item Checklist:オーラルフレイルチェック)が発表され、5項目をチェックするだけでオーラルフレイルを簡単にスクリーニングできるようになりました。
➀残存歯数…自分の歯は何本ありますか?19以下は該当:20本以上は非該当
(差し歯や金属のかぶせた歯は、自分の歯として数え、インプラントは自分の歯として数えない)
②咀嚼困難感…半年前と比べて固いものが食べにくくなりましたか?
③嚥下困難感…お茶や汁物等でむせることがありますか?
④口腔乾燥感…口の渇きが気になりますか?
⑤滑舌低下…普段の会話で、言葉をはっきりと発音できないことがありますか?
口腔機能のさらなる低下を予防するためには残存歯数を維持することが一番大切です。そのため歯周病や虫歯の早期治療はとても重要です。その他にも唾液の分泌を促したり、咀嚼や嚥下に必要な筋肉を鍛える体操をしていくといった取り組みも必要です。
6か月ごとに5項目をチェックすることで早期発見に繋がります。歯医者では定期検診時にこうした点を意識して患者さんとコミュニケーションを取るところが増えてきていますので、気になった場合は気兼ねなく相談しましょう。











