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歯の詰め物や被せ物について(第2回)

さて前回の続きで歯の詰め物や被せ物についてですが、今回は詰め物や被せ物をした後の話になります。

 詰め物や被せ物をした歯は『相当な期間治療が必要ない』と思っている方もいるかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。取れたり破損したりする要因はいくつかあります。

◆取れたり破損したりする要因

〇歯と接着させているセメントや接着剤の劣化

 この現象は保険診療の銀歯(パラジウム合金)やレジン(プラスチック)に比較的多く、一方自費診療のセラミックは特殊なセメントを使用するため劣化が起こりにくくなっています。

〇虫歯の再発

 治療した歯が磨き残しなどにより虫歯菌によって歯質が溶かされることで歯との適合性が悪くなり取れてしまうことがあります。

〇強い力が掛かることによる破損

 歯ぎしりやくいしばり、おせんべいなど硬い食べ物の摂取、歯が減ったことによる負担増などによって、治療した歯に強い力が掛かって破損することがあります。

 

なお、取れてしまった詰め物や被せ物は捨てずに歯医者に持って来て下さい。そのまま付けることができる場合もあります。

 

以上になりますが、せっかくの詰め物や被せ物も様々な要因で取れてしまうことがあります。いきなり取れて困った!なんてことにならないためにも、予防的に3か月1度程度の定期的な検診・クリーニングをおすすめします。

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