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レントゲンについて

皆さん,こんにちは。クリスマスが近づいてきましたね。街中でイルミネーション見かけるたび,もう少しでクリスマスが来ることを実感し,ワクワクしてきます。

さて,今回はレントゲンについて紹介していきたいと思います。なぜ,レントゲンを撮るのか不思議に思ったことはありませんか?レントゲンは放射線を使用するため,危険なのでは,と不安に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。今回は,そんな疑問を解消していきたいと思います。

まず,なぜレントゲンを撮る必要があるのか,という点について話していきます。レントゲンを撮ることで,肉眼で見ただけではわからない歯茎の中の骨の状態や,歯の根の中の虫歯の進行状況など,お口全体の様々な情報を得ることができます。これらの情報を把握することで,正確な診断をすることができるのです。

また,レントゲンにも種類があることは知っていますか?レントゲンには,「パノラマ」と「デンタル」の2種類があります。ではまず,「パノラマ」について話していきます。

「パノラマ」とは,全ての歯を中心に,一度で顎の全体を撮影することができるものです。一枚の写真で,歯や顎の骨,関節など,全体を大まかに知ることができます。今までどのような治療が行われてきたのか,虫歯や悪くなっているところはないか,などを「パノラマ」のレントゲン写真では知ることができます。

次に,「デンタル」について説明していきます。「デンタル」は、口内に2,3本の歯が収まる小さなフィルムを入れ,外部からX線を当てて撮影をします。ある特定の部位を「パノラマ」よりも精密に撮影することができ,一枚の写真から2,3本の歯の状態を詳しく知ることができます。

最後に,レントゲンを使用しても大丈夫なのか,という問題について話していきます。レントゲンは,放射線を使用するため,不安に思うだけでなく,妊婦や子供に悪影響なのでは,と思う方もいるかもしれません。ですが,レントゲンに使用される放射線というのは極微量で,人体に悪影響を与えることはありません。歯医者でのレントゲンによる放射線量は0.01~0.03mSv(ミリシーベルト)程度です。私たちは日常生活の中でも自然放射線を浴びていて、環境省によると日本平均の年間線量は2.1 mSv程度だそうです。歯医者で撮るレントゲンはかなり低い放射線量ですよね。

また,撮影するのは口内であることに加え,防護用のエプロンも着用していただくので,妊婦の方やお子さんにも安心して受けていただけます。

放射線量は一度に100 mSv以上受けた場合に胎児に影響があると言われていますので、妊婦の方が歯医者でレントゲンを撮られることで胎児が影響を受けるということはありません。

以上でレントゲンについての紹介を終わります。少しでもレントゲンについて知っていただけたなら,嬉しいです。

 

出典:レントゲンの人体への影響については、環境省による「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料」

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